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健康コラム

 

野生動物がケガをしているのを見つけたとき、どうしたらよいか?

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横浜市もまだまだ緑が残っており、野生動物と道端で遭遇することがあります。多くの場合、野生動物はすぐに逃げてしまいますが、ケガや病気が原因で動けないことが分かった場合、どうしたらいいのでしょうか?

今回のコラムでは、ケガや病気の野生動物を見つけた場合の対応をこのコラムでまとめたいと思います。

 

 

kamo1

5月11日に当院で保護したカモ。飛べないということで近隣の方が発見し、当院に連れてこられました。

 

 

 

 

野生動物を見かけたときの対応

 

 

〇 元気な場合

 

見かけた野生動物が元気な場合は、手を出さず、そっと見守ってください。小型の動物でも追い込まれると攻撃してくることがありますので十分注意してください。

 

 

〇 ケガや病気をしている場合

 

動物の種類により対応が異なります。以下を参考にしてください。

 

 

1.巣立ちヒナが地面にいる場合

 

そのままにして下さい。ケガをしているわけではありません。巣立ったばかりのヒナは十分飛べず、地面で休んでいる事があります。親鳥が近くから見ている場合があり、人が近くにいることで親鳥がヒナに近寄れないことがあるので、その場を離れてあげるとよいでしょう。

いろいろな鳥の巣立ちヒナはこちら(神奈川県HPより)から確認できます。

 

2.ヘビ、カエル、イモリ、コウモリの場合

そのままにして下さい。野生の生き物ですのでそっとしておきましょう。これも自然の一部ですので、他の命に引き継がれることになります。

 

 

3.ハト、カラス、アライグマ、タイワンリス、ガビチョウ、ソシチョウ、カミツキガメの場合

そのままにして下さい。それぞれの動物はこちら(神奈川県HPより)から確認できます。

ハトやカラスは各地で増殖しており、その他の野生動物や環境に悪影響を与えるため、基本的には保護の対象にはなりません。

また、アライグマ、タイワンリス、ガビチョウ、ソウシチョウ、カミツキガメは、国が指定している特定外来生物です。特定外来生物とは、国内の生態系、人の生命・身体等に被害を及ぼす(またはそのおそれがある)生物の事です。そのため、これらの動物も基本的には保護の対象にはなりません。ケガをしているアライグマは特に凶暴で危険です。捨て身の攻撃をしてくることもあるので、手を触れずその場を離れてください。

 

特定外来生物のご相談はこちら→横浜市動物園課(Tel:045-671-3448)へ

 

 

4.その他の野生動物の場合

 

その他の野生動物がケガや病気をしているのを発見した場合は、以下の手順で連絡をしてください。

 

   最寄りの動物園に連絡をし、指示に従ってください。また、生死の境にあり一刻を争う場合は、最寄りの動物病院で応急処置を行いますので、ご相談ください。

 

 ・横浜市立野毛山動物園(045-231-1392

 ・横浜市立金沢動物園(045-783-9101

 ・横浜市立よこはま動物園ズーラシア(045-959-1000

 ・横浜市獣医師会 動物病院検索(最寄りの動物病院を検索できます)(http://www.yvma.or.jp/hospital/index.html

 

   動物園と連絡がつかない場合は、最寄りの動物病院にご相談ください。(受け入れができない病院もあります)

 

 ・横浜市獣医師会 動物病院検索(最寄りの動物病院を検索できます)(http://www.yvma.or.jp/hospital/index.html

 

 

 

動物の運び方

 

野生動物はケガや病気であっても、捕まらないよう必死で咬もうとしたり、引っ掻こうとしたりすることがあります。保護し、運搬するには以下のものを準備すると便利です。

 

   体のサイズに合った箱:逃げ出さないようにできるものがよいでしょう。

   タオル:捕まえるときに使います。また、箱の中に敷きます。

   保温:箱の中を温めます。温かいお湯がはいったペットボトルやカイロがよいでしょう。直接温めると低温やけどすることがあるため、一枚薄いタオルで覆うとよいでしょう。

   手袋:捕まえるときに使います。攻撃されることを考え、厚手のものがよいでしょう。

 

 

 

さいごに

 

野生動物は様々な伝染病をもっている可能性があります。なかには人に対して強い病原性をもつものもあるため、保護や移動の際には素手で持つなどせず、箱等に入れるとよいでしょう。もちろん、その動物を触った際は石鹸でしっかり手洗いをし、周辺の消毒(薄めたハイターなどで消毒してください)を徹底してください。

 

 

追記

 

5/11に保護されたカモは、レントゲン検査の結果、骨折や外傷はなく、5/13によこはまズーラシアに連れて行ったところ、栄養失調であることがわかりました。たしかにすごい勢いで食べてましたね。早く元気になって、自然に帰れるといいね!

kamo douga

クリックでYoutubeに移動します(5秒)

食べているのは市販のドッグフードです。

 

kamo2

 

 

 

参考

 

・横浜市環境創造局: http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/mamoru/yasei/syoubyoutyoujuu.html

 

・横浜市立よこはま動物園ズーラシア(疾病鳥獣保護):http://www2.zoorasia.org/corporate_education/education/hogo/

 

・横浜市立野毛山動物園(疾病鳥獣保護):http://www2.nogeyama-zoo.org/corporate_education/education/hogo/

 

・横浜市立金沢動物園(疾病鳥獣保護):http://www2.kanazawa-zoo.org/corporate_education/education/hogo/

 

 

井上動物病院

〒241-0021 神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰本町1丁目26-23

 

TEL:045-951-2380

 

相鉄鶴ヶ峰駅より 徒歩12分
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