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SECOND OPINION
治療方針を決めていくうえで、他の獣医師の意見を聞くことをセカンドオピニオンといいます。
当院には、治療効果に不安を持たれている方や経済的な理由で他の治療方法を模索したいとセカンドオピニオンに来院
される方が多くいます。
セカンドオピニオンでは、これまでの経緯について詳細に
伺い、飼い主様の希望や治療のゴールをどこにしたいのかを話し合い、その子に合った治療かどうか、当院の経験や知識に基づき治療方針を提案します。
時には専門医によるサードオピニオンを紹介することもあります。セカンドオピニオンにかかわらず、飼い主様と獣医師とが対等に話し合い、納得したうえで治療方針を決めることが大切だと考えています。
セカンドオピニオンを希望される際には、これまで実施した検査の結果や現在の治療の概要がわかると問題点がクリアになります。もちろんこれらの情報はなくても大丈夫ですが、可能な範囲でご持参いただけますと助かります。
また場合により再検査や追加検査を実施し、可能な限り現状の把握をしたうえで、治療方針を変更するべきか、それとも変えない方が良いのか、あるいは他の治療方法が提案できるのかお伝えいたします。
私たちがセカンドオピニオンでもっとも大切していることは
”問題点の明確化”です。いま何に対して不安を感じており、
どのような治療をしてあげたいのか、飼い主様と対話を通じて
明確にしていきます。
例えば、可能な限り長生きしてもらうためにできる限りのことをしてあげたいのか、できるだけ苦痛や苦難を取り除き、動物たちの尊厳を大切にする緩和ケアを希望するのか、あるいは
病気の原因をとことん追究したいのか、または治療にかける
費用を見直せるか検討したいのか。様々な悩みや希望があると思います。それらを一つ一つ伺い、どのようにしたら叶える
ことできるかを考えていきます。
あたりまえの事ではありますが、”最適な治療”とは一頭一頭
個別に考えていく必要があり、結果として動物の数だけ治療法があります。画一的な治療法の説明に終始するのではなく、
今まさに苦しんでいるわが子のために、何ができるのか真摯に考えていきたいと思っています。
疾患や病期によっては、してあげられることが限られてしまう場合があります。ですが何もできないと一言で済ますのではなく、今してあげられることを一緒に探していきたいと思います。
可能な限り痛みや苦しさを取り除き、在宅でもできることだけでも、室温をあげたほうが快適なのか、水分をどのように取らせてあげるか、薬は飲ませたほうが楽になるのか、痛いところはさすってあげたほうが良いのか。いろいろしてあげられることはあります。
安らぎを与えてあげられるのは家族だけです。私たちは何をしてあげられるかを一緒に探し、その方法をお伝えすることで少しでも役に立てるようになりたいと思っています。